骨盤の歪みの原因とは？原因や対処法、放っておくと危険な理由を解説
鏡の前に立ってみて、片方の肩が下がっていたり、体の軸がずれていたりする場合、骨盤に歪みが出ている可能性があります。見た目が悪く、痛みなどの症状が出ることもある骨盤の歪みは、一刻も早く解消したいものです。
この記事では、自分でできる骨盤の歪みを改善する方法をご紹介します。骨盤の歪みの原因や、放置していると危険な理由もあわせてお伝えするので、悪化する前に対処法を試してみてください。
骨盤の歪みの原因として挙げられるのは、以下の3点です。
＜骨盤の歪みの原因＞
なぜ骨盤が歪むのかというメカニズムを知っておけば、予防につなげることも可能です。まずは歪みの原因を、詳しく知っておきましょう。
生活習慣やクセが、骨盤の歪みの最大の原因です。たとえばデスクワークなどで前傾姿勢をとることが多い人は骨盤が前に傾きますし、カバンをどちらか一方の肩で持つ機会が多い人は、肩の高さのバランスが合わなくなります。また、足を組むクセがある人も体のバランスを崩しやすく、歪みが生じる原因になります。
筋力が不足している人は、体をまっすぐ支えることができず、正しい姿勢をとれなくなってしまいます。体の軸がずれた状態のまま歩いたり、立ったり、座ったりしているうちに骨盤が歪み、そのままの形で定着してしまうのです。
骨盤は、上半身と下半身をつなぐ重要なパーツです。妊娠・出産は、女性の体型を短期間で大きく変化させますし、子宮の成長に合わせて内臓が圧迫され、内臓の位置も変化します。これが原因で、骨盤が歪む人も少なくありません。
骨盤の歪みを放置すると、見た目だけでなく、健康状態にも悪影響がおよぶ場合があります。
＜骨盤の歪みが原因で起こりやすい体の不調＞
それぞれを細かく見ていきましょう。
骨盤が歪むと、上半身に力が伝わりにくくなり、上半身を支える腰への負担が増します。この状態が続くと腰痛を引き起こす原因になり、さらに全身の体の歪みの原因になったり、骨盤の歪みが悪化したりという悪循環も招きかねません。
人間の体を支えている脊柱のうち、中心からやや下の位置にあるものが、腰椎です。骨盤が歪んで腰椎がずれると、腰椎が神経を圧迫し、坐骨神経痛を引き起こすことがあります。坐骨神経痛が悪化すると、日常生活が脅かされるため注意しましょう。
骨盤の歪みによって可動域が限定され、リンパの流れや血流が阻害されることもあります。そうなると、冷え性や頭痛、肩こり、足のむくみ、生理不順といった症状が出る場合もあるでしょう。
骨盤の歪みを改善する方法として、以下の3つが挙げられます。
＜骨盤の歪みを改善する方法＞
順番に解説していきましょう。
骨盤の歪みの原因は、生活習慣やクセにあることがほとんどです。体のバランスを崩すような過ごし方をしている場合、まずは生活習慣を見直して、改善を図りましょう。軽い運動や筋トレを習慣付けて、筋力で正しい姿勢をキープできるように、体質を変えることもオススメします。
日常的にストレッチをすることで、体をほぐし、染み付いてしまいがちな悪いクセをリセットできます。ストレッチはリンパの流れを改善させたり、血流を促進させたりするためにも有効なので、寝る前の習慣にしてもいいでしょう。
上記2つの対処法は、どちらかといえば骨盤の歪みを、未然に防ぐためのものです。すでに骨盤が大きく歪んでしまっている場合、自分の力だけで正しい姿勢を取り戻すのは、困難といわざるを得ません。
骨盤の歪みを矯正し、元のきれいで健康的な姿勢を取り戻すためには、プロの施術を受けることをオススメします。施術によって体をほぐし、少しずつ元の状態に戻したまま固定することで、骨盤の歪みによる悪影響を断ち切ることができます。
骨盤の歪みの原因となるのは、生活習慣やクセ、筋力不足、そして妊娠・出産の影響です。放っておくと腰痛や坐骨神経痛の原因になることもあるため、早めに矯正を行いましょう。
「もみ～な」では、日本リラクゼーション普及協会認定セラピストが施術を行い、体の不調を改善へと導きます。施術前にはカウンセリングを実施し、施術後の体の状態をご説明するので、骨盤の歪みを再発させない・悪化させないためにも、お役立ていただけます。ぜひお気軽にご相談ください。
