関節痛を引き起こす原因は?症状があらわれたときの対処法も解説

お役立ちコラム

関節痛を引き起こす原因は?症状があらわれたときの対処法も解説

 

関節は、私たちの体を動かすための組織であることから、刺激を受けやすい部位のひとつです。そのため、炎症を起こして関節痛が出やすいことで知られています。

 

つらい関節痛の原因は、何なのでしょうか?今回は、関節痛を引き起こす主な原因について、症状があらわれたときの対処法と一緒に解説します。関節痛にお悩みの方は、ご覧ください。

 

 

関節痛でもっとも多い原因は変形性関節症

関節痛を引き起こす原因は、さまざまです。日本人の関節痛の中で、もっとも多い原因となっているのが、変形性関節症です。

 

 

変形性関節症が起こる原因

私たちの関節には軟骨があり、軟骨がクッションの役割をもつことで、関節がスムーズに動くようになっています。しかし、加齢にともなって軟骨がすり減ったり欠けたりすると、関節の炎症と痛みが起こるのです。

 

変形性関節症がもっとも起こりやすい部位が、ひざです。ひざは立っているときには体の体重が大きくかかり、また、立ったり座ったりする際にも、大きな負担がかかります。

 

発症してすぐの段階では、自覚症状はほとんどありません。症状の進行にともなって、立ち上がるときや階段を上り下りする際に、ひざに強い痛みを感じるようになります。

 

 

変形性関節症が起こりやすい人

以下で紹介する項目に該当する人は、とくに変形性関節症が起こりやすいといわれています。

 

  • 女性(男性よりも関節の面積が小さく、負担がかかりやすい)
  • 高齢者(関節機能や低下している)
  • 肥満気味の人(ひざに負担がかかりやすい)
  • 運動不足の人(筋肉が衰え、関節への負担がかかりやすい)
  • O脚気味の人(内側の軟骨がすり減りやすい)
  • スポーツ歴がある人、スポーツを今も続けている人(関節への負担がかかりやすい)

 

 

そのほかに考えられる関節痛の主な原因

日本人の中でもっとも多い関節痛の原因は変形性関節症ですが、そのほかにも考えられるものがあります。主なものは、次の4つです。

 

 

①関節リウマチ

関節リウマチは、自己免疫の異常が原因となって、体中の関節に炎症・痛みが起こる疾患のことです。関節痛のほかに、「起床時に、手や指にこわばりがある」「関節の痛みが、左右対称にあらわれる」」「37℃台の発熱や倦怠感、食欲不振が続く」といった症状が見られます。総患者数の7割~8割を女性が占め、30代~50代で多く発症します。

 

 

②スポーツによる関節障害

ランニングやジャンプなどを頻繁におこなうスポーツが原因で、関節痛が起こることもあります。過度なトレーニングをくり返したり、いきなり走ったり跳んだりすると、とくにひざ関節に大きな負担がかかるためです。

 

 

③膠原病&lt

膠原病とは、さまざまな体の臓器に炎症を起こす病気の総称です。全身性エリテマトーデスや関節リウマチ、強皮症、シェーングレン症候群などが該当し、関節痛や発熱、全身の倦怠感といった症状が共通しています。

 

 

④成長痛&lt

10代で関節痛が起きた場合、成長痛の可能性もあります。成長痛とは、成長期の子どもの足にあらわれる痛みの総称です。

 

「週1回や月1回など、不定期で痛みがある」「夕方~夜、朝方にとくに痛みがあらわれる」などの特徴があります。

 

 

関節痛があらわれたときの対処法

関節の痛みが激しかったり、高熱が出ていたりする場合は、速やかに医療機関を受診してください。また、生活に支障をきたすようになった際も、できるだけ早い段階で受診をしましょう。痛みが一時的で大きくない場合は、次のような方法を用いて自分でも対処できます。

 

 

サポーターを使う

関節に負担をかけたり、冷やしたりすると、関節痛が悪化します。サポーターを使うことで、関節にかかる負担が軽減され、また温めることで痛みの緩和につながるでしょう。

 

 

湿布や内服薬を使う

湿布や内服薬を使う方法もあります。患部が熱をもって腫れている場合は冷感タイプの湿布を、筋肉が張って痛みがある場合は温感タイプの湿布を使いましょう。内服薬では、ビタミンB1・B12・Eのほか、コンドロイチン硫酸ナトリウムも関節痛の緩和に役立ちます。

 

 

プロの施術を受ける

プロの施術を受けるのもよいでしょう。関節に痛みがあると「できるだけ安静にしたほうがよい」と思うかもしれませんが、逆効果です。関節を動かさないと筋肉が硬くなり、ますます痛みが大きくなってしまう可能性があります。

 

ただし、自己判断で関節を動かしたりマッサージをしたりすると、痛みが悪化するかもしれません。プロの施術を受けることで安全、かつ効果的に、関節痛の痛み軽減が期待できるでしょう。

 

 

まとめ

関節痛の原因はさまざまですが、日本人の中でもっとも多いのが、変形性関節症です。クッションの役割をはたす軟骨がすり減ったり、欠けたりすることで、炎症・痛みが発生します。女性や高齢者、肥満気味の人、運動不足の人ほど、とくに起こりやすいといわれています。

 

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