手足の冷えの改善法は？症状を引き起こす主な原因も解説
「手足の冷えで、夜なかなか寝付けない」「お風呂に入っても、手足がすぐに冷たくなる」など、多くの冷え性の人にとって、とくに気になるのが、手足の冷えです。手足の冷えを放置すると、体のさまざまな部分に支障をきたすことがあるため、できるだけ早く改善しましょう。
今回は、手足の冷えの改善法について、症状を引き起こす主な原因と一緒に解説します。冷え性にお悩みの方は、ぜひご覧ください。
「たかだか手足の冷え」と、甘く考えるのは止めましょう。手足の冷えを放置するのは、危険です。たとえば、足先の冷えをそのままにしておくと血流が悪くなり、ケガをしたときに治りにくくなります。
また、手足の冷えが体全体に広がると免疫力が低下し、ガンにかかるリスクも高まるといわれています。手足の冷えは決して放置せず、気づいたらすぐに改善に努めましょう。
手足の冷えを起こす原因は、さまざまです。主なものは、次のとおりです。
筋肉量が少ないと、手足の冷えの原因となります。筋肉は人間の体の中で、もっとも大きな熱を作る器官です。筋肉量が少ないと、体内で十分な熱を生産できず、手足の冷えにつながります。一般的に男性よりも女性に冷え性の人が多いのは、筋肉の量が男性よりも少ないためです。
食生活の乱れも、手足の冷えを引き起こします。ファストフードやスナック菓子などの加工食品、精製された砂糖を多く含む食べ物や飲み物は、体の冷えを促すので、注意が必要です。
また、体温は起床時にもっとも低く、朝食を摂ることで上昇していきます。朝食を食べる習慣がないと、体温が上昇しにくくなり、手足の冷えの原因にもなるでしょう。
ホルモンバランスが乱れると、体温を調整している自律神経に影響を与え、手足をはじめとする体の冷えを誘発します。
とくに女性は、月経や閉経など、ホルモンバランスが乱れやすいライフステージがいくつもあり、手足の冷えで悩む人も少なくありません。
精神的なストレスも、自律神経に影響をおよぼします。大きなストレスがかかったり、ストレス状態が長く続いたりすると、緊張を司る交感神経が優位になります。末梢血管が収縮して血流が悪くなり、手足の冷えを招くのです。
手足の冷えを改善しようと、さまざまな取り組みをしてもよくならない場合、病気が潜んでいる可能性もあります。考えられる主な病気は、以下のとおりです。
「手足だけでなく、体のあちこちがむくんでいる」「原因がわからないが、極端に冷えている」「冷えや全身のだるさが、いつまで経っても改善しない」といった場合は、早急に医療機関を受診しましょう。
手足の冷えは、日常生活の中でも改善できる方法があります。主な改善法を4つご紹介します。
普段から運動をする習慣がない人、筋肉量が少ないと自覚がある人は、運動をして筋肉量を増やしましょう。とくに脚には全身の筋肉の７割が集中していることから、下半身を鍛えるトレーニングがオススメです。スクワットやストレッチなどは自宅でもできるので、空いた時間を使って取り組んでみましょう。
体を内側から温めてくれる食べ物や飲み物を、毎日意識して取り入れることも効果的です。食べ物ではネギや生姜、ゴボウ、ニンニクなどのほか、ゴマや小豆などにも体を温めてくれる作用があります。飲み物は、紅茶やほうじ茶、ウーロン茶、ココアなどがオススメです。また、漢方の中には手足の冷え改善が期待できるものもあるので、上手に活用してみるとよいでしょう。
温かいお風呂にしっかりつかることで、体が温まり、手足の冷え改善に有効です。冷え性改善のためには、半身浴ではなく、夏でも40℃～42℃のお風呂を設定し、肩までつかるようにしてください。
お風呂に入りながら、冷え性に効果があるツボを刺激するのもオススメです。内くるぶしの頂点から指3本～4本上がったところにある、三陰交を静かに押してみましょう。ツボ押し用のグッズも販売されています。
プロの施術を受ける方法もあります。手足の冷えの状態によっては、冷えを感じている部分だけでなく、体全体にアプローチをしなくてはいけません。体幹や内臓の冷えが、手足の冷えの原因になっているケースもあるためです。
プロにお願いすることで、一人ひとりの状態にあった施術を受けられるでしょう。専門的な知識にもとづいた施術で、手足の冷えを効果的に改善できるはずです。
手足の冷えを引き起こす原因は、筋肉量の少なさや食生活の乱れ、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまなものがあります。放置すると冷え以外の症状を招く恐れもあるので、できるだけ早く改善することが欠かせません。
東京都内に5店舗をもつ「もみ～な」では、手足の冷えをはじめとする、体のさまざまな不調をメンテナンスします。マッサージ好きなお客様もたくさん集まり、お一人おひとりの症状に合わせた施術をご提供させていただきます。手足の冷えでお悩みの方も、ぜひご来店ください。
