背中のこりや痛みの原因は?すぐにできる対処法や予防法も解説

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背中のこりや痛みの原因は?すぐにできる対処法や予防法も解説

 

肩甲骨周辺からさらに下の部分まで、背中のこりや痛みが発生する場所は広範囲におよびます。こりや痛みが強くなると、日常生活にも支障をきたしてしまうでしょう。背中のこりや痛みの原因は何なのでしょうか

 

今回は、背中のこり・痛みの主な原因について、すぐにできる対処法や予防法と一緒に解説します。背中のこりでお悩みの方は、ぜひご覧ください。

 

 

背中のこりや痛みの原因は主に3つ

 

普段の生活習慣や日常生活の中で、背中のこり・痛みの原因になっているものがあります。主なものは次の3つです。

 

 

①慢性的な運動不足

慢性的な運動不足は、背中のこりや痛みを引き起こす原因のひとつです。筋肉は普段から使っていないと体が冷えやすくなり、血液の循環が悪くなってしまいます。血液の流れが悪くなると筋肉は硬直し、背中のこりや痛みの原因となってしまうのです。

 

背中の筋肉を使う運動をしていないと、とくに首や肩甲骨、腰などの血液が流れにくくなり、こりや痛みが出てきてしまいます。

 

 

②長時間同じ姿勢を保っている

長時間同じ姿勢を保っていることも、背中のこりや痛みの原因となります。デスクワークやパソコン作業を主にしている人は、1日に何時間もいすに座り、同じ姿勢を保っていることも少なくありません。ずっと同じ姿勢をキープすると、背中や肩、首などの筋肉が緊張し続け、血行が悪くなってしまいます。老廃物が排出されにくくなり、こりや痛みの原因となるのです。

 

また、背中に負担がかかる姿勢でスマートフォンを操作したり、テレビを見たりするのも、こりや痛みを引き起こします。

 

 

③筋肉への急激な負担

背中の筋肉に急激な負担がかかると、こりや痛みが発生することがあります。重いものを持ったり、負担がかかる動きをしたり、運動で過剰に筋肉を使ったりすると、背中のこり・痛みが出やすくなるでしょう。

 

 

背中の痛みは疾患が原因である可能性も

背中の痛みは、何かしらの疾患が原因となっている可能性も考えられます。痛みが2日~3日ほど続いているときは、整形外科をはじめとする医療機関を受診しましょう。ただし、日常生活に支障をきたすほどの痛みの場合は、速やかな受診が必要です。背中の痛みで考えられる主な疾患は、次の5つです。

 

 

椎間板ヘルニア

背骨間をつなぐクッション材となる椎間板が変形し、飛び出した状態が椎間板ヘルニアです。飛び出したところが神経を圧迫するため、背中や腰、足にかけて痛みやしびれ、つっぱりなどを引き起こします

 

 

変形性脊椎症

脊椎とは、背骨のことです。加齢に伴って軟骨の水分が減少し、骨同士がぶつかり合って、トゲのように変形します。変形したトゲが脊椎を走っている神経を刺激することで、背中や腰の痛み・動きにくさの原因となるのです。

 

 

骨粗しょう症

骨粗しょう症は、骨量が減少して骨がスカスカの状態になり、ささいな動作でも骨折しやすくなる病気です。自分の体重を骨が支えきれなくなる圧迫骨折は、背骨がもっとも多く、背中や腰の痛みを引き起こします。

 

 

急性腎盂(じんう)腎炎

腎臓の中で尿がたまる腎盂で細菌が繁殖し、腎臓にまで急に広がっているものが、急性腎盂腎炎です。排泄時の痛みや残尿感、高熱、倦怠感のほか、背中や腰の痛みなども症状として表れます。

 

 

帯状疱疹

体の中にひそんでいたヘルペスウイルスが、加齢やストレスなどで再び活動しはじめ、神経を通って皮膚に到達するのが帯状疱疹です。

 

体の左右どちらかの胸から背中にかけて赤い斑点や、小さな水ぶくれが表れます。水ぶくれは、神経痛のような痛みをもつのが特徴です。

 

 

自宅でもできる!背中のこりや痛みへの対処法

背中にこりや痛みが表れたときは、自宅でもすぐにできる対処法があります。対処法をご紹介します。

 

 

ストレッチをする

運動不足や長時間の同じ姿勢がこりや痛みを引き起こしている場合、ストレッチを取り入れてみましょう。立ったままでも、座ったままでもできるストレッチ法は、次のとおりです。

 

・片手を頭の後ろへ持っていく

・もう片方の手で肘を抱えて、体を横にゆっくりと倒す

・15秒~30秒間キープする

・反対側も同じようにおこなう

 

デスクワークやパソコン作業の途中でこまめにおこなうことで、こりや痛みの解消につながります

 

 

背中を冷やす、または温める

背中に急激な負担がかかって痛みがある場合や、熱をもっている場合は、冷却パックやエアゾール剤などで冷やしましょう

 

患部の炎症が収まってきたら、次は温めて血行を促します。使い捨てカイロや蒸しタオルをあてたり、ぬるめに設定したお風呂につかったりするのもオススメです。

 

市販薬を使用する

市販薬の中には、背中のこりや痛みに効果をもつものがあります。インドメタシンやフェルビナクなどの鎮痛消炎成分が含まれた貼付薬やゲルのほか、ビタミンB1・B6・B1・Eを含むものも、背中のこりや痛みに有効です。

 

プロの施術を受ける

プロの施術を受ける方法もあります。専門的な視点・スキルを生かした施術を受けることで、背中のこりや痛みの解消に役立つでしょう。一人ひとりの要望に合わせて、こりや痛みがつらい箇所を重点的に施術したり、強さの加減も調整してくれたりします。

 

とくに背中は自分の手が届きにくいため、人によっては、セルフケアで思ったような効果が出ないかもしれません。そのようなときは、プロの施術を受けるのがよいでしょう。

 

 

背中のこりや痛みを悪化させない予防法

最後の背中のこりや痛みを悪化させない、日常生活の中で意識したい予防を解説します。

 

 

こまめに運動をする

常日頃から、こまめな運動を心がけてください。筋肉をほぐす運動を取り入れることで、血行促進とこり・痛みの予防が期待できます。とくに肩から背中にかけた部分を鍛えることが大切です。

 

 

長時間同じ姿勢を続けない

デスクワークやパソコン作業などをおこなう際は、長時間同じ姿勢を続けないことを意識しましょう。定期的に休憩をはさんだり、ストレッチをしたりするのがオススメです。

 

 

温かいお風呂に入る

血行不良は、体の冷えもひとつの原因です。血行を促すために、できるだけ毎日温かいお風呂に入るのもよいでしょう。お風呂に入っている間にストレッチをすると、より背中のこり・痛みの改善に効果が期待できます。

 

まとめ

背中のこり・痛みの原因は、慢性的な運動不足や長時間の同じ姿勢など、さまざまなものが考えられます。今回ご紹介した自宅でもできるセルフケアのほか、プロの施術を受けることでも、こりや痛みの改善が期待できるでしょう。

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